春は情緒不安定
春は何だか情緒不安定になります。
私の住んでいる地域では桜はまだ咲いていないのですが、あの儚いピンク色を見ると、そのピンク色がハラハラ舞っているのを見ると、何だか泣きたい気持ちになります。
ずっと見ていたいような、もう見たくないような。
満開の桜の木の下で、愛犬と撮った写真があります。
愛犬は7年前に死んでしまい、桜の木も数年前に台風で氾濫した川に飲み込まれてしまい、今はありません。
写真を見ると懐かしい気持ちになるのですが、同時に切なくもなります。
犬の寿命は短すぎる。もっと一緒にいれればいいのに。
愛犬が死ぬ少し前におばあちゃんが亡くなりました。
その数年後におじいちゃんも亡くなって、私は正直今でも悲しくて涙が出る夜があります。もう何年も経ってるんですけど。
愛犬を連れてよくおじいちゃんの家に行っていたのですが、おじいちゃんとおばあちゃんがニコニコしながら迎えてくれて、犬が嬉しそうに二人に駆け寄って、その光景を見るのが好きだったんだけど、もう見れないんだなぁと思ったら泣けてきます。
いい大人なのに。
会いたいけど会えない人を強く思い出すのも、決まって春です。
私にとって春はワクワクする季節ではなく、ちょっと切なくなる季節です。
桜が散ればもう初夏なので、その頃には落ち着いているんですけどね。
寒かったり暖かかったりで身体も心もフワフワ揺れてるんでしょう。
桜に限らず、ピンクの花が好きです。